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2023/03/29

<お知らせ>サンネット(株)のワーケーションオフィス(長沼町)を取材しました!

2022年12月、情報システム開発などを手がけるサンネット株式会社(本社:神奈川県)が、長沼町にワーケーションオフィスを開設しました。自社のワーケーション専用オフィスを建てるという先進的な取組に至った経緯や、地域側はどの様に受け止めているのか等、関係者の方々にお話を伺いました。

目次

● サンネットのワーケーションオフィスとは?
● ワーケーションオフィス開設の目的
● 長沼でのワーケーションを実体験した感想

● 地域側の受け止め

サンネットのワーケーションオフィスとは?

サンネット社が開設したワーケーションオフィスは、長沼町中心部に位置し、スーパーやドラッグストアや飲食店も徒歩圏内で利用できる環境にあります。


▲サンネット社が長沼町に開設したワーケーションオフィスの外観

 

「当初はカフェと間違えてインターフォンを鳴らす人もいた」(サンネット社 市川社長)という様におしゃれな外観の建物は、オフィス棟とワーケーションで来た社員等が利用する宿泊棟に分かれており、長期の滞在でも快適に過ごせる空間となっています。

▲仕事を快適に行えるよう工夫された空間

ワーケーションオフィス開設の目的

全国的にも先進的と言える、自社専用のワーケーションオフィスの開設。こうした取組を行う目的について、サンネット社の市川社長は次の様に説明します。

市川社長 : 新型コロナウィルスの感染拡大を受け、当社でもテレワークでの業務が中心となりました。業種的にテレワークへの対応は比較的スムーズでしたが、一方で在宅での勤務が中心となり、社員間のコミュニケーションに支障が生じてきました。そこで社員の福利厚生も兼ね、北海道の素晴らしい環境の下で、何人かの社員が一定期間、共同でワーケーションを行うことにより、お互いに刺激を受けたり、感動を共有しあえる場をつくりたいと考えました。

場所の選定にあたっては、「北海道型ワーケーションポータルサイト」に掲載されている市町村情報を参考に、現地視察も重ね、最終的に長沼町に決定されたとのこと。

市川社長 : 「北海道型ワーケーションポータルサイト」は、市町村毎に体験できるワーケーションの情報が掲載されている、他の都府県にはない情報サイトだと思います。複数の市町村を視察しましたが、長沼町は札幌市や新千歳空港からのアクセスも良く、雄大な自然に囲まれながらも、生活に不便を感じない点がオフィス設置の決め手となりました。

▲仕事にも生活にも不便を感じない長沼ワーケーションオフィス

長沼でのワーケーションを実体験した感想

サンネット社では、現在希望する社員を5名程度、1ヶ月間のローテーションで、長沼町でのワーケーションに送り出しています。なかには滞在を延長する方もいるほど、社員の方々にも好評とのことで、実体験された社員の方に感想をお伺いしました。

<実体験された社員の方の感想>
「普段から週の半分以上はテレワークをしていることもあり、北海道で働くことに不便は感じなかった。外を見れば雪景色が広がっていたりと、いつもと違う環境にリフレッシュすることができた。」

「テレワークが増え、社員同士の交流も少なくなっていたので、同僚と一緒に働くことは良い経験になった。地域の人たちとも食事をして色々とお話を聞くことができ、仕事へのモチベーションにもつながった。」

「長沼ワーケーションオフィスはとても明るい環境で、同僚もいるので適度な緊張感のなかで、快適に仕事ができた。昼休みのちょっとの時間でも、外に出れば普段と違う体験が広がっており、旅行のような気分を味わえた。」

「冬場の滞在となったがマイナスの気温の世界は、関東にいては経験できない、まさに北海道ならではの体験だった。今後は是非違う時期に長沼町を訪れて、仕事終わりにふらっと散策して楽しみたい。」

▲社員の皆さんも北海道ならではの体験を楽しまれたようです!

地域の受け止め

▲サンネット社が企画した地域の方との交流会

 

サンネット社では、ワーケーションで滞在している社員と地域の方との交流会を企画するなど、地域との交流も重視しています。その様な取組を地域の人たちはどう感じているのか、長沼町役場の担当者に話を伺いました。

長沼町役場・花田氏 : 我々としても地域外の方々と交流できる場は非常に貴重でありがたいと感じています。特に若い職員については、サンネットの同世代の社員の方々と話をして良い刺激になっています。今後は町のイベントにも参加していただいたり、町とサンネットの交流の幅と深さを大きくしていければと考えています。

現在は社員の福利厚生を目的としているワーケーションオフィスですが、将来的には、この施設を核として、道内でのビジネス展開も視野に入れているとのこと。新たなワーケーションの形として、今後も注目です!

【本記事に関するお問い合わせ先】
北海道総合政策部地域創生局地域政策課(担当:岡田)
TEL:011-204-5089
MAIL:hokkaido.iju[at]pref.hokkaido.lg.jp
(メール送信時は[at]を@に変換してください)