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2022/06/17

SDGs・環境教育を学べるワーケーション|おすすめ地域2選【第1弾】

現在、北海道庁では道内約80市町村と連携し、北海道ならではの魅力で「地域と”つながる” 成果が”生まれる”」として北海道型ワーケーション事業に取り組んでいます。事業を共に進めていただいている道内市町村の取組について、今回から連載形式でご紹介します!
第1回として、観光庁「新たな旅のスタイル促進事業」モデル地域(※)に採択され、全国からも注目される2地域(富良野市・鹿追町)の取組をご紹介します。「SDGs」や「環境教育」にご関心がある企業さまなど、必見の内容です!

※企業におけるワーケーションの制度導入や効果検証、地域における受入体制整備などを進めるため、送り手(企業)と受け手(地域)を対象としたマッチング事業。昨年度は全国40地域をモデル地域として採択。

目次

●富良野市で実現できるワーケーション
●鹿追町で実現できるワーケーション
●「北海道とつながりたい」—そうした方をお待ちしています

富良野市で実現できるワーケーション

北海道のほぼ中央に位置する富良野(ふらの)市。雄大な十勝岳の眺めや一面に広がるラベンダー畑、脚本家・倉本聰氏が手がけたテレビドラマ「北の国から」などに描かれた、豊かな大自然で知られています。そんな富良野市では、官民が一体となってワーケーション誘致を積極的に行い、北海道内外から注目を集めています。

■ワーケーションプログラムの特徴は?

富良野の自然を活かした体験型プログラムを提供しています。富良野自然塾の塾長でもある倉本聰のドラマ「北の国から」の舞台になった特別な場所で、自然と触れ合い、地球環境やSDGsを意識することができます。また、富良野塾出身である現役の役者がファシリテーターを務めるコミュニケーションワークショップも他にない特徴です。参加者の方にとっては、日常ではできない体験が新しいアイデアを生むきっかけになると考えています。

おすすめプログラムをご紹介!
①コミュニケーションワークショップ

俳優たちの基礎トレーニング「シアターゲーム」などをベースに、普段は演劇に関わらない人でも参加しやすいようにアレンジしたワークショップです。一人ひとりが声を出し、身体を動かしながら「身体表現とは何か、伝えるとはどういうことか」、そうしたことを考えるきっかけを提供します。段階や年代に合わせ、若手社員向けや管理職向けなどの内容にアレンジして提供します(※写真はイメージ)。

■運営事業者:NPO法人ふらの演劇工房(「お問い合わせ・お申し込み」
■所要時間:60~180分(※応相談)
■定員:40名程度
■体験料:体験人数・時間により応相談
■URL:https://www.furano.ne.jp/engeki/index.html

②環境教育プログラム

都会では考えられない大自然という非日常の状況で「水とは」「森とは」「生きるとは」といった物事の根本を学習するプログラムです。46億年という地球の歴史を表現した460メートルの道を、インストラクターの解説を聞きながら辿る「地球の道」や、靴を脱いで裸足になり、目隠しをした状態で森の中の道を歩く「裸足の道」などをメインに、富良野の特徴を活かしたプログラムを目的に合わせて提案しています(※写真はイメージ)。

■運営事業者:NPO法人富良野自然塾(「お問い合わせ・お申し込み」
■所要時間:90~120分
■定員:40名程度(最大150名まで受入可能)
■体験料:3,000円/人
■URL:https://furano-shizenjuku.com/

鹿追町で実現できるワーケーション

鹿追(しかおい)町は、大雪山国立公園の裾野に広がる農業と観光を基幹産業とする人口5,200人の町。国立公園内には北海道で最も標高の高く、天空の湖とも称される「然別湖(しかりべつこ)」があり、豊かな自然を活用したネイチャーガイドによるアクティビティが盛んです。全域が「とかち鹿追ジオパーク」として日本ジオパークに認定され、永久凍土が分布する国内最大級の風穴地帯など貴重な自然を保全しながら観光や教育に活用し、持続可能な地域づくりを進めています。
近年では、家畜ふん尿由来のバイオマスを活用した循環型農業やバイオマス発電・水素エネルギーの利活用など2050年脱炭素を目指した鹿追型ゼロカーボンシティの取組を進め、2022年4月には環境省「脱炭素先行地域」に選定されました。

■ワーケーションプログラムの特徴は?

鹿追町で進めるのは「企業と地域の課題解決」+「ツーリズム」=「かいけつーリズム」
鹿追町だけでなく、広く日本や世界にもつながる環境やエネルギー、SDGsなどに関連した地域課題に直に触れながら、参加企業の方と地域が課題解決の入り口に一緒に立ちたいと考えています。その課題解決を通して参加企業のSDGsやCSRの取組が期待されます。持続可能な社会・産業・まちづくりを進める現場(フィールド)にまずは一度訪れてみてはいかがでしょう。

■おすすめプログラムをご紹介!
①特定外来種駆除を通して考える持続可能な国立公園

大雪山国立公園内の然別湖に生息するのが特定外来生物の「ウチダザリガニ」です。然別湖では1993年頃に初めて確認され、2006年度に町をはじめとする関係機関で構成される生物多様性保全協議会による駆除が開始されました。現在の生息状況を考えると、完全な駆除は難しいものの生息域の拡大を抑える必要性があり、そのためには駆除経費の確保、人員・協力の確保が課題となっています。駆除活動の体験を通し、SDGsの理念でもある「持続可能」な国立公園のあり方について地域と共に考える入口に立ちましょう(※写真はイメージ)。

■運営事業者:NPO法人北海道ツーリズム協会(運営主体:一般社団法人En)(「お問い合わせ・お申し込み」
■所要時間:2~3時間×2日間(※ご希望に応じてアレンジします)
■定員:50名程度
■体験料:応相談

②とかち鹿追ジオパークを通して考える気候変動と持続可能な国立公園

その地域の大地の成り立ちを読み解き、貴重な自然・文化遺産を保全しながら教育や観光等に活用し、持続的な社会の構築を目指すプログラムが「ジオパーク」です。とかち鹿追ジオパークは、鹿追町全域をエリアとしています。特に特徴的なのは雪氷現象が関わる寒冷地形や、国内最大級の然別風穴地帯と、その地下に分布する永久凍土です。寒冷な環境には氷期の遺存種「エゾナキウサギ」をはじめとする貴重な生物が息づき、凍結した然別湖上で開催する「しかりべつ湖コタン」などの文化的な取組もあります。このような地球温暖化に脆弱な遺産を持つ地域だからこそ、気候変動対策に取り組み、世界に向けてその重要性を発信することが必要です。風穴地帯のトレッキングや然別湖でのイグルーづくりなど寒冷地ならではのアクティビティを楽しみ、専門スタッフからのレクチャーや意見交換を通して共に気候変動の問題や持続可能な地域運営について考えましょう(※写真はイメージ)。

■運営事業者:NPO法人北海道ツーリズム協会(運営主体:一般社団法人En)(「お問い合わせ・お申し込み」
■所要時間:半日~2日程度(※ご希望に応じてアレンジします)
■定員:20名程度(※応相談)
■体験料:応相談(※ご希望の体験内容によって有料のネイチャーガイドプログラムを実施します)

「北海道とつながりたい」—そうした方をお待ちしています

最後に、富良野市と鹿追町の担当コーディネーターの方に地域の魅力を教えていただきました。

富良野市・齋藤氏 : 私たち一般社団法人MEGURUでは、ワーケーション参加にあたりさまざまなプログラムをアレンジできます。富良野自然塾や演劇工場はもちろん、ワークスペースや飲食店、個人店も富良野の財産です。行政と自分たちが今後もうまく連携して、富良野ならではの体験や価値を提供したいと考えています。開拓民が集まって形成された土地ゆえに部外者もなじみやすいと言われる北海道で、富良野はとりわけ移住者や旅行者にやさしい街だと感じます。移住者でも、街やグループの中心的な存在になって活躍している人がたくさんいるんです。ワーケーションで富良野を訪れた方々にも、地元の人たちと気持ちよく関わりを持ってもらいたいですね。 ((一社)MEGURU代表/(一社)日本ワーケーション協会公認コンシェルジュ)

鹿追町・迫田氏 : 何事を始めるにもきっかけがあり、スタートである入口があります。参加される方にとっては、訪問する地域と“つながり”、ワーケーション実施による新たな“気づき”が生まれ、ビジネスや行動を始める“きっかけ”になると考えていますし、それは私たちにとっても同じことが言えます。鹿追でのプログラムも料金などが定まっていないものもあります。何故かというと、参加される皆さんと創り上げていく途中だからなのです。北海道と関わりをもちたいと考えている方と一緒にワーケーションを考えていきたい地域がたくさんあります。ぜひ、一緒に取り組んでいきましょう。 (鹿追町役場職員)

北海道型ワーケーション事業では、ご希望の内容に応じて実施プランをコーディネートしています。富良野市や鹿追町以外にも「まずは話を聞いてみたい」「費用感を教えてほしい」など、ワーケーション実施にご関心がある方は、ワンストップ窓口までお気軽にお問い合わせください。